Futsal & soccer フットサルとサッカーの違い
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元々サッカーから派生して生まれたスポーツと言われる「フットサル」。
このような背景から「フットサル」と言えば「ミニサッカー」のイメージを持つ方が多いですが、この「フットサル」と「サッカー」、似ているようでコートサイズや試合時間など、意外に異なる部分が多いことをご存知ですか?
ここでは「フットサル」と「サッカー」の違いについて、「ボールとコート」「ルール」「ポジション」3つのカテゴリに分けてご説明します。
ball & court ボールとコート
4号球(ローバウンド)
5号球
ボールはサッカーより小さい
4号球(ローバウンド)を使用します。
縦40m×横20m
縦105m×横68m
フットサルのコートサイズは、
サッカーの半分以下です。
高さ2m×幅3m
高さ2.44m×幅7.32m
ゴールサイズの幅は、
サッカーの半分以下です。
Rule ルール
5人
11人
20分ハーフ(※プレーイングタイム)
※ボールがタッチラインを超えたり、プレーが中断した場合時計を止めます。
45分ハーフ(※ランニングタイム)
※ボールがタッチラインを超えたり、プレーが中断されても時計は止めません。
各チーム前後半各1回ずつ
(1回:1分間)
なし
自由(何回でもOK)
一度交代した選手は入れません。
(プレー再開)
キックイン
スローイン
(プレー再開)
ゴールクリアランス(ゴールキーパースロー)
ゴールキック
キックイン、フリーキック、ゴールクリアランス、コーナーキックは4秒以内に行われる必要があります。
なし
ボールが一度相手に触れるか、ゴールキーパー(GK)本人がハーフウェイラインを超えてからでないと、GKはボールに触れることができません。
フィールドプレイヤー(FP)が足で蹴ったバックパスは何度でもO.Kですが、足で蹴ったバックパスはGKは手で触れることができません。
なし
あり
直接フリーキックとなる反則を、チームで前後半それぞれ5つ犯すと、6つ目の反則からは第2ペナルティーマークから直接フリーキックになります。
なし
補充できる
(2分後または、相手に得点を入れられたら)
補充できない
- 当施設の大会ではルールなど異なる場合があります。
position&role ポジションと役割
通常、フットサルではFP(フィールドプレーヤー)とGK(ゴールキーパー)に大きくポジション分けされることが多いですが、正式にはFPの中にさらにフットサル独自のポジション名があります。
ちなみにフットサルの各ポジション名は、GOLEIRO(ゴレイロ)、PIVO(ピヴォ)、ALA(アラ)、FIXO/BAQUE(フィクソ/ベッキ)の4つがあり、すべてポルトガル語です。
サッカーと比較すると、ゴレイロはゴールキーパー、ピヴォはフォワード、アラはミッドフィルダー、フィクソ(ベッキ)はセンターバックです。
ポルトガル語で「ゴールキーパー」という意味で、サッカー同様ゴール前の壁となりシュートを止める守備の役割を担います。
サッカーとの大きな違いとして、ゴレイロは守備だけではなく攻撃にも参加できる点が挙げられます。
試合の状況次第でゴレイロがミドルシュートを打ったり、5人全員で攻撃することもあります。
守備と攻撃、両方の役割を担うことからボールに触れる回数も多く、セービングの技術だけでなく、的確な判断力、トラップ技術、パスの精度、シュート力なども求められるポジションです。
ポルトガル語で「先端、軸、中心」という意味で、サッカーでいう「フォワード」にあたります。
ピヴォは攻撃の中心となり、ゴールを狙うポジションであることから得点力が求められます。
激しくマークされた場合でも落ち着いてボールを扱える選手にピヴォは適しています。
ポルトガル語で「横」の意味で、サッカーでは「ミッドフィルダー」にあたるポジションです。
アラは左右にポジションがあり、右サイドをアラ・ジレイト(ALA DIREITO)、左サイドをアラ・エスケルド(ALA ESQUERDO)と呼びますが、通常は左右まとめてアラと呼ばれます。
アラは縦横無尽にコートを走り、ドリブルやシュートなどでの攻撃もちろん、フィクソ(ベッキ)と連携し守備も果たすことから、スタミナが必要なポジションです。
ドリブルに自身のある選手や、攻撃・守備ともにバランスよく活躍できる選手に適しています。
フィクソ/ベッキ
ポルトガル語で「船首、舵取り」という意味で、サッカーでは「センターバック」にあたるポジションです。
ゴレイロとともに守備を固め相手の攻撃を防いだり、守備の指揮をとります。
全体を見渡す視野の広さや判断力、パスの精度が求められるポジションです。